八高支ライフ

八高支の様子をお知らせします

普通科(職業)実習について考えよう

 普通科では、来週から実習が始まります。1年生は校内で10日間ワークラーニングに取り組みます。校内実習は午前3時間午後3時間続けて作業に取り組ます。2年生は、一般事業所や福祉作業所に行き現場実習に取り組みます。

 普通科職業コースの1年生は、時間を守る、働く態度、報告・連絡・相談等、実習の目的を、先輩の成功体験や失敗体験エピソードを聞きながら、自己目標を考えていました。2年生は、自分の長所・短所を発表し合い、自己理解を深めながらよりよい人生を送ろうと、働く意義について考えながら目標を考えていました。

     

 

普通科ワークラーニング(農業班)

 普通科ワークラーニングの農業班では、テニスコート4面程度の畑で農作物の栽培を行っています。この時期は、ねぎ、さつまいも、じゃがいも等の苗を植え始めました。これからビニールハウスで植える野菜を相談するそうです。収穫した作物は、産業科のカフェがある日や八高支祭のときに地域の方に販売をします。また、産業科のカフェの食材としたり、調理の下準備にて使われます。

 生徒は、広い敷地なので自分の役割を知り、周囲を確認しながら鎌やスコップ、はさみ等を安全に使うよう気を付けながら取り組んでいました。農作業は、間引きや雑草を見分ける等繊細な作業が必要で、大胆かつ慎重に取り組んでいました。天候にも左右されます、雨の日には、ビニールハウスや作業小屋の中で、畑の整備をしたり、わらを整理してこも編みに取り組んでいました。

      

 

 

普通科ワークラーニング(木工班)

 普通科ワークラーニングの木工班では、へら、スプーン、ウッドバーニング(木を焦がして絵を描く)等の製品作りに取り組んでいます。図面にそってさしがねを使ってけがきをし、電動のこぎりや糸鋸を使って切断します。やすりをかけ、自然塗料を塗り込み完成です。ウッドバーニングでは、下書きに合わせゆっくりと丁寧に焼きすすめます。

 電動のこぎりは大変危険です。教師と周囲の環境や手順を確認、指差し確認をしながら安全に取り組んでいました。やすりがけでは、タイマーをセットする回数を書いたボードを確認しながら、やすりをかける時間ややすりの荒さを調整し、粘り強く取り組んでいました。

       

 

普通科ワークラーニング(紙工班)

 普通科では、週3日午前中にワークラーニングに取り組んでいます。普通科には7つの班があり、3年間継続して取り組むことで、将来働く際に必要な知識・技能・態度等を作業体験を通して学びます。今回は紙工班の取り組みを紹介します。

 紙工班では、収集した牛乳パックから紙を取り出し、小さくちぎって水と一緒にミキサーにかけます。最後に彩色し成型し封筒を作ります。個々の力に合わせた工程を、手順表やタイマー等を活用しながら同じ品質の製品を製作します。紙すきの際には、極小のゴミを取り除く等、製品であることを意識しながら集中して取り組んでいました。

        

人はなぜ働くの?

 普通科職業コース1年生が、職業の時間に「働く」をテーマに学習をしていました。ある学級では、働く理由について、先生方にインタビューをして、自分たちの考えと比較しながらまとめていました。

 自分たちの考えは、「お金や生活のため」が多かったですが、「仕事に対するやりがい」「だれかの喜ぶ姿をみたい」「好きだから」「あこがれ」等、様々な意見を知ることができました。

 これから、様々な学習をとおして、自分のことを知り、考えを深めていきましょう。